バスケットボールを最高に楽しみたいアナタに、もし知らなかったら是非紹介したいバスケットボールのやり方がある。それはバスケットボールで遊ぶ上で究極の形である “ピックアップゲーム”。そのコートに集まったボーラーたちが即席でチームを作ってゲームを行うことで、自分ひとりでコートに来てもゲームに混じってプレイすることができる。そのコートに集まったボーラーでゲームを楽しもうというバスケットボールの究極の遊び方が、今回紹介したいピックアップゲームだ。
日本のストリートボール、ピックアップゲームを牽引するストリートボールリーグSOMECITYの発案にタチカラも参加する形で2014年4月に発表したSOMECITY SOULの中に、ピックアップゲームの魅力とやり方についてを記した「プレイグラウンドでつながる。」という良記事がある。今回はこの記事をもとに、まずはピックアップゲームがどういうものなのかを紹介しよう!
ストリートボールにとっての原点であり、バスケットボールで遊ぶ上での究極の形のひとつに挙げられるのがピックアップゲームです。日本全国のさまざまなコートでピックアップゲームが行われれば、そこでは新しいコミュニティが形成されて、またそのコートごとのスタイルが生まれていくことでしょう。今日はどこのコートに行って初めて出会ったボーラーたちとどんなルールでプレイするか、それを決めるのはそこに居るボーラーあなたたちなのです。
ピックアップゲームとは、コートに集まったボーラーが即席でチームを組んでゲームをプレイするひとつのやり方で、そのコートや集まった人数にフィットさせてゲームを楽しむ柔軟性が特徴です。このピックアップゲームはストリートボールにとっての究極の形であり、バスケットボールを遊ぶためのさまざまな要素が盛り込まれています。チーム単位で活動しがちな日本のバスケットボールにおいて個人でもコートを訪れればプレイできるゲームの形式であり、またその場限りで構成されたメンバーでいかに勝ち続けられるかなどプレイの柔軟性も求められます。
日本にはストリートコートが少ないとよく言われますが、それでもストリートコートは日本にもまだまだ存在します。しかしそのほとんどでピックアップゲームはまだ行われておらず、複数人が思い思いにひとつのリングにシュートを打っていたり、まだ同時に1on1している者もいたりとコートが混沌としている場をよく目にします。とにかくシャイな日本人には見られがちな光景ですが、これが解決されて日本中のストリートコートでピックアップゲームが積極的に行われるようになったらどうでしょう。バスケットボールで自由に遊べるボーラーたちが増え、そのコートで培われたコミュニティが発生し、そのコートや街が生むスタイルがどんどん構築されていくことでしょう。
<HOW TO PLAY PICK UP GAME?>
その場(コート)に集ったボーラーたちが即席でチームを作ってゲームを行うこと。1人でコートに来ても混ざってプレイすることできて、その場で集ったボーラーでゲームを楽しもうというバスケットボールの究極の遊び方である。そんな”PICK UP GAME”をより楽しむ上での心得をいくつかご紹介しましょう。
①ボールを持って外へ出よう(ボールがなくたって構わない。とにかくコートに行けば誰かが君を持っているよ
②そのコートの状況を見て、ゲームに参加する旨を周りに伝えること。照れずに勇気を出して!
③ゲームに交ざったら、あとは自分のプレイを思いっきり遠慮なく楽しむ
④ゲームの始まりと終わりは対戦相手とハンドシェイク。対戦相手へのリスペクトを忘れちゃいけない
⑤ゴミは持ち帰ろう!
その場に集まったボーラー、性別、年齢、キャリア一切関係なく同じコートでプレイする。チームの決め方もその場所やメンバーによってさまざま。レフリーはいないからファールを受けた側がコールすること。基本的には決められた点数に先に達した時点でゲーム終了。勝利チームはコートにステイできて、順番待ちのボーラーたちが次の参戦権を得てコートへ登場する。負けたボーラーたちは次の出番が回ってくるまで順番待ちとなる。
10人いなくても遊べるぜ!
1人…自由にやれ!
2人…1on1、H O U S E(シュートゲーム)
3人…21(21点先取の1on1on1)
4人…2on2
5人…考えろ!
6人…3on3
ボール1個あれば何だってできる!自由に遊べ!